第一草案から実に三年振りの更新です。
大きな変更として、row 要素型 と column 要素型 が group 要素型に置き換えられました。従来のフレームセットのような縦組・横組というレイアウトにこだわらず、様々なレイアウト (というか UI) を念頭においた結果こうなったようです。
単純なレイアウトに関してはスタイルシートで指定できるわけですが、さらに複雑な実装も想定して、compose という属性が用意されています。値としては以下の四つがあらかじめ定義されています。
また、拡張用に任意の QName を値として指定できることになっています。
そのほか、XML 名前空間識別子が http://www.w3.org/2002/06/xframes/
に変更されたり (XHTML 2.0 と同様末尾にスラッシュが付いた)、汎用の id 属性が xml:id になったり、正式にスキーマ (DTD、Relax NG、XML Schema) が追加されたり、値としての URI が IRI になったりしています。
# ところで、(informative とは言え) サンプルに文書型宣言がないのは、やっぱり意図してそうしたんですかね? XML 宣言もないから深い意味はないのかな。